犬を飼ったら最初にするべきことは、しつけです。
しつけができていないと他人に危害を加えてしまうことがありますし、それは飼い主の責任となります。
ですから、しつけはしっかり行う必要があるのですが、それには基本となる「コマンド」というものがあります。
以下で、詳しく説明していきます。
コマンドとは、犬に特定の行動をさせる際の合図のことです。
もし、待たせたい場合は「待て」、座らせたい場合は「お座り」などのような言葉を掛けます。
これらは、同時にハンドサインも用いると、より犬にとって理解がしやすいものとなります。
しつけるときのコマンドは、短い言葉を使ったほうが覚えてくれやすくなります。
もし、座らせたい場合は「座ってちょうだい」と言うより、「お座り」「Sit」というような短い言葉にしましょう。
また、家族の間では同じ言葉を使うことも大切です。
それぞれ違う言葉を使うと、犬も混乱してしまうからです。
ですから、しつけの際はどういったコマンドを使うか、家族間で取り決めをしておいてください。
では、以下で基本的なコマンドについてご紹介していきます。
「おいで」「Come」は、離れた場所にいる犬を呼び戻す際に使います。
これは、家の中でも外でもよく使われます。
特に、リードを外して遊ぶ場合にマスターさせておくと重宝します。
「待て」「Stay」は、食事のときや落ち着いてほしいときに使います。
これは、しつけの中でも特に重要と言えるので、どれだけ興奮していてもコマンドを出せばすぐに落ち着くようになるまで、粘り強く覚えさせましょう。
「お座り」「Sit」は、座る体勢になってほしいときに使います。
食事のときや「待て」の前に、一度座らせて落ち着かせる目的で使用されます。
そして、これは基本的なしつけでもあるので、最初のうちに教え込んでおいたほうがよいでしょう。
他にもいろいろなコマンドはありますが、いずれも信頼関係がないと覚えてくれないので、そちらのほうもしっかりと築いておきましょう。