愛犬のおもちゃ選びで気をつけたいこと
愛犬におもちゃを与えるのは、ただ遊ばせるためだけではありません。運動不足の解消とか、飼い主とのコミュニケーションなどその役割は様々です。また愛犬も知らない人からなでられたり、留守番を長時間させられたりするとストレスをためがちです。おもちゃで遊ぶことは、そういうストレスの解消にもつながります。種類としては、飼い主と一緒に楽しむおもちゃと、ひとり遊び用に使うおもちゃとがあります。まず飼い主と一緒に楽しむ物として、ボールやフリスビー、それからロープなどがあげられます。ボールやフリスビーは、飼い主が投げたのを取ってくることで、ロープのような引っ張る玩具は、飼い主と一緒に引っ張ることで、飼い主との信頼関係を築くことができます。
それ以外には噛むタイプのおもちゃがあります。ただ噛むだけでなく犬の好きな音が出るとか、デンタルケアができるものなどもあり、何種類か用意しておくと、ひとりで何時間も遊んでくれます。また家に来たばかりで、甘噛みをしたがる子犬に与えておくと、人間や家具を噛む心配もありません。その他には、おやつを入れておいて取り出させるおもちゃも、ひとり遊びにはお勧めです。
もちろんおもちゃを選ぶ時には、いくつか気をつけたいこともあります。まずおもちゃが頑丈であるかどうかを確かめましょう。簡単に壊れてしまうと、誤って飲み込んだりすることもあるからです。また破片が体の一部に刺さると、ケガのもとにもなります。もちろん固すぎるのも、あごや歯を痛めてしまうことがあるので、特に子犬や高齢犬、小型犬の場合は注意してください。それから素材にも気をつけるようにします。犬に取っておもちゃとはくわえたりなめたり、または噛んだりする物である以上、天然素材を使ったものがいいでしょう。特に天然ゴムなどは、素材がやわらかいのでどんな犬にも向きます。
また成長して体が大きくなると、子犬の頃のおもちゃでは小さくなり、これも誤飲してしまうことがありますし、大型犬と小型犬では、おもちゃそのもののサイズも違います。愛犬の体の大きさに合わせたおもちゃを選ぶようにしましょう。