犬の夜鳴きが大変で困った

以前実家で暮らしていた頃の体験談です。

当時飼っていた愛犬はパグの雌。
この頃の実家は父・母・私の三人で、愛犬からみた優先順位は父>>>>>>>>>>母>>私という感じで、父が圧倒的に好かれていました。
母は私よりマシですけど、父に比べたら私とどっこいどっこいという感じ。
まあ愛犬が嫌がる事(お風呂に入れる、病院へ連れていく等)は全部私と母がしていましたし、ただご飯をあげて可愛がるだけの父が愛犬にとってオアシスのようなものだったのでしょう。
結果、私と母のいう事はあまり聞かない犬に育ちました。

では何が困ったかというと、それは愛犬の夜鳴きです。
愛犬の誕生日に食後にオヤツをあげたんですけど、それがダメでした。
愛犬なりに「夕食を食べてもオヤツをもらえるんだ」と認識したのでしょう。
ちゃんと夕食は食べさせてあっても、深夜になると食べ物クレ!食べ物クレ!とワンワン吠えるようになったんです。

いくら愛犬が小型犬のパグとはいえ、鳴き声までも小さいわけではありません。
その鳴き声は夜のシーンとした環境では響き渡りますし、近所迷惑でした。
流石にそれは近所に悪いなと感じたので、オヤツをあげました。
これが決定的となりました。
愛犬は「鳴けばオヤツをもらえる」と認識したようで、毎晩夜鳴きするようになりました。

夜になると愛犬は私の部屋へ来てたので、その対応をするのは私。
これが本当に大変でした。
両親からは早く鳴きやませろ!なんていわれますけど、愛犬からみた私のヒエラレルキーは最低です。
犬って一緒に暮らしている家族に順位付けする生き物で、愛犬もそういうのはありました。
愛犬からみたら下僕同様の私が何を言っても、言う事を聞いてくれません。
それで仕方なく、夜鳴きを止ませる為にオヤツをあげつづけるっていう事を繰り返していました。

そんな食生活を続けていれば、当然それは体重に大きな影響を与えます。
動物病院の医師からは肥満気味だから痩せるように言われるものの、夜食のオヤツをあげないと夜鳴きをし始めるわけで。
結局私にはどうしようもなく、ヒエラルキーの頂点である父に押し付けて事なきを得ました。
父は相当嫌がってましたけどね。

下手にオヤツをあげるものではない。鳴けばなんとかなると思わせてはならない。
そんな事をこの体験で学びました。